見方革命家のコラム「自己肯定感が低いのは何故?」

「自己肯定感が低いのは何故?」

2010年9月15日

34歳の夏。
ふと思い立った私は、妻と子供を連れて、
幼稚園児だった頃暮らしていた町に30年ぶりに電車で行って来ました。

「30年も経つと町並みも変わっているかな…。」

楽しみと緊張が混じった不思議な気持ちのまま、当時住んでいた駅に降り立ちました。
駅を降りて周りを見渡しますが、
うっすらと記憶が甦ることもなく、懐かしさに浸ることが出来ません。

「こんな町だったかな…?」

ギラギラした夏の日差しを受けながら、自宅があった場所まで坂を上っていきました。
坂を上る途中に駅の方向を振り返った瞬間、わずかな記憶が甦ったのです。

「そう!こんな坂道だった!」

駅までの坂道が急で長くて…。

と、幼い頃の記憶では、駅までの坂道は勾配が急で遠く感じられていたのに…。

現実では、たいした距離ではないし、急坂でもありません。
実際に歩いてみると、自宅があった場所まで5分もかからなかったのです。

幼い頃住んでいた社宅は残っていなかったのですが、私が通っていた幼稚園だけは残っていました。

幼い頃、大きいと思っていた園庭。
飛び超えるのが大変だった、園庭に半分埋まっている車のタイヤ。

大人になってから見ると、とても小さなものなのです。

ふと隣を見ると、当時の自分と同じ年齢の我が子が、しっかりと手を繋いでいます。
町並みにしても幼稚園にしても、自分が小さかったから周りが大きく見えていたのでしょう。

「そうか、自分が大きくなったのかぁ…。」

ちょうど幼稚園が終わった時間だったのか、
幼稚園の制服を着た子供達がお迎えの母親に連れられて歩いていました。

自分もこんな風にして通っていたんだろうな…。
感慨深いものを感じながら、4歳の娘に話しかけました。

「パパが花音と同じくらいの頃に、この幼稚園に行っていたんだよ〜。」

「そうなんだ!」

元気に返事をした娘と一緒に遊びながら、幼稚園からの坂を下って行きました。

その帰り道。
家族3人でご飯を食べている時、ふいに娘が妻に話しかけました。

「ママ、かのんをうんでくれてありがと♪」

4歳にして、そんなことを言うものなのか!?
という驚きと、嬉しいことを伝えてくれた感動しつつ…。

私達夫婦も花音に言いました。
「花音ちゃん、生まれてきてくれてありがとう♪」

そして私が妻に言いました。
「花音を産んでくれてありがとう♪」

妻は私にこう言ってくれました。
「いつもお仕事頑張ってくれて、私達を支えてくれてありがとう♪」

思えば、すごく大変で辛かった時に花音が生まれてきてくれました。
弱かった自分に、もっとか弱く守ってあげないといけない存在が出来たのです。

最初は育てていく自信なんてありませんでした。

その不安はどこへ行ったのか…。
今は母子共に無事生まれてきて、目の前に存在してくれていることだけに感謝しています。

花音は、本当に人を愛するということがどういうものなのかを教えてくれました。

我が子に対する愛を他の人にも向けられれば…。
自分の家族だけでなく、目の前にいる全ての人に向けられれば…。

寂しかったり、悲しかったり、意固地になったり、強がったり、不安になったり…。
そういう感情を持つ人が減るのではないかと思います。

何をしても認めてくれて愛してくれる存在がいれば、
孤独を感じることが無くなり、自殺も防げるのかもしれません。

自己肯定感が低いと、自分がコンプレックスを持っていることにも気付きません。
そのコンプレックスを出すことにより、自分自身や周囲の人々が傷つきます。
そしてまたコンプレックスは引き継がれていきます…。

自己肯定感が低いのはあなたのせいではありません。
ただ、周りの人に愛する能力が足りなかっただけなのです。

周りの人も自己肯定感の低さ故に、愛する能力が足りないのです。
決して周りの人が悪いわけでもありません。

このコンプレックスの連鎖を断ち切るために…。

まずは自分自身のことを愛してあげて下さい。
そして、我が子を思うように、周りにいる全ての人を愛してあげて下さい。

愛がある故に悲劇が起きることもあります。
しかし、人を救えるのもまた愛なのではないでしょうか。

自分の家族だけが大切という考え方は、差別や苦しみを生み出します。
我が子への多大な期待や価値観の押し付けも、親子双方に悩みや苦しみを作り出します。

自分の子供とはいえ、自分の所有物ではありません。
親と子は別の感情や価値観を持った存在で、どちらが上ということもありません。

本当は全ての人が家族であり一つの存在なのです。

いつかわかる日が来ると信じています。

あなたは何も悪くありません。
誰も何も悪くないのです。

まずは自分を信じて、愛して、正直に楽しく生きていきましょう!

見方革命家まーくのプロフィール|尾山台・等々力近辺での悩み相談

見方革命家まーく

1975年10月5日生まれ
悩みや苦しみを持つ方々のためにカウンセリング&アドバイスを行う。クライアントの悩み相談の他、各種講演会・勉強会などの活動を精力的に行っている。見方を変えるヒントを出すことで気付きを与えるカウンセラー兼アドバイザー。
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